「無形」の強み「知的資産」

無形
 僕の大好きな野村 克也監督、その野村監督の有名な著書にも「無形の力」という本があります。
 「無形の力」は無限である。有形な力は有限ですが、「無形の力」には無限の可能性がる。この「無形」の強みを経営コンサルタントと視点で書きたいと思います。
無形の力
 著書「無形の力」で書かれているその能力とは、主に「分析力」「観察力」「洞察力」「判断力」「決断力」「記憶力」と記されています。この「無形の力」を鍛えるのには、非常に時間がかかります。学習、実践、経験、また学習という風に、日々の研鑽と毎日の意識、行動によって積み上がっていきます。一朝一夕ではこれらの能力は向上しないので、その「無形」の強みが具体的にどういったビジネス内容に活かされるのかを検証し、意識することで無駄のない努力への道を示したいと思います。

 企業経営の中で「無形の力」というのは、「知的資産」と言われます。そしてこの知的資産の中身は、
・人的資産
・構造資産
・関係資産

という風に分類されます。
 人的資産とは、知識、ノウハウ、経験、スキル、対応力など、構造資産とは、特許権、商標、経営理念、企業文化、データベース、ネットワークシステムなど、関係資産とは、顧客関係、顧客満足度、供給業者との関係、金融機関への交渉力などを指します。
 良く「知的財産」という知的資産に似た言葉がありますが、知的財産とは、特許権、商標権などのことを指し、「知的資本」の中の構造資産の一種ということになります。

 さて、「無形」の強みが1番色濃く出る「知的資産」とは、いったい何でしょうか?それはズバリ、「関係資産」です。この関係資産の構築が具体的に「無形」の強みを最も引き出し、「無形の力」の具体的効果を発揮する資産です。
 その理由は、無形であり、無限の力を活かすのには、「相手」というホルダーが必要だからです。
 有形の力は数値や形に表せるので、自己判断でも、その能力の良し悪しを分析できます。しかし、無形の力は、形のないものなので、自己のみでは客観的判断ができない、という要素があります。なので、「相手」というホルダーを通じてのみ判断できる資産になります。むしろその相手と一緒に構築するのが、「関係資本」であり、まさに「無形の力」です。
 分析や判断、洞察の本質も自分だけでなく、相手があっての行動を指し示すことです。そのホルダーに利害関係性がある相手を「ステークホルダー」と呼び、企業が成長していく上で必要不可欠の存在です。「ステークホルダー」には、社員とその家族、顧客、取引先、株主、地域、社会、国、そして経営者自身があります。「無形」強みを最大限活かし、学んでいくのには、この「ステークホルダー」の喜ぶ顔を常に想像することが、1番の習得方法です。

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