「4つのP」→「5つのP」?

パートナー
 マーケティング用語で、「4つのP」という言葉があります。これは、「プロダクト」=製品、「プライス」=価格、「プレイス」=流通、「プロモーション」=販売促進、の4つを指します。この「4つのP」を考える要素として捉え、検討し具現化することが、マーケティング理論の基本であります。
 このマーケティングの基本、「4つのP」に新たな価値観として、「パートナー」=共同事業者、を加えて「5つのP」が大事という考え方をお伝えいたします。

 昔は製品開発をし、価格決定及び流通経路の開拓など自社で全てを担っている会社が多数ありました。しかし近年、多様な価値観が創造され自社の取り組みだけでは質の高い「マーケティング」を実行することができなくなってきています。そこで、「パートナー」という共同事業者が、一緒になって「マーケティング」を実行し、取り組みを実現していく、という流れが現在は一般的です。
 ただ僕がお伝えしたいのは、「パートナー」=共同事業者が、外部の会社とは限らないということです。情報化社会の中で、知識やノウハウは世の中に溢れています。なので、「マーケティング」を実践していくのに知識と情報を絶えず頭に入れておく必要はありません。むしろ大切なのは「実行力」です。そしてその「実行力」は外部のプロフェッショナル企業のみとは限りません。もちろん専門に業務を行っているので「実行力」が高いという基準になります。しかし、この世に溢れている情報を整理して、実行していく社員がいたら上質な成果を出すと思います。そして、その社員=「パートナー」=共同事業者という考え方が経営者に必要です。
 こういった考え方への変革が「経営管理イノベーション」であり、戦略や製品そのものよりも優位性に立てる本質だと考えます。
 社員=「パートナー」=共同事業者、「5つめのP」として大切に活かせていければ、企業発展につながります。

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