営業に向いてない人って?やめてもいいススメ

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今日の記事は、「営業ってつらい、、、」「自分は営業に向いていないんじゃないかな?」
と悩んでいる人へ参考になればと書いた記事です。

少し僕自身の体験談をお話ししたいと思います。
大学卒業1年後(いわゆる就職氷河期でしたので、1年間ぷらぷらしてました>_<)、入社した会社は商業施設専門の広告・企画提案会社でした。
営業職で入社し1年目、お蔭様で営業成績が良く会社で3番目に入ることができました。2年目、チームリーダーになれました。
そして3年目、社内独立できました。(その後失敗することになりますが、その話しはまたの機会に)
自慢に聞こえるかも知れませんが、営業に対してさしたるストレスも不安もなく、20代前半で結果を残すことができました。
そして大げさに言うと、営業職というものが好きでした。

この体験談でお伝えしたいことは、そもそも僕には「営業職」というのが向いていたという事実です。
こういった言い方をすると、身もふたもない言い方に聞こえるかも知れませんが、そうではないのです。
営業には明らかに向き、不向きが存在するのです。
この部分を理解すると「営業職」というものに対しての見方と、自身がどうすればいいのかが少し見えてきます。そして営業成績はこの向き不向きで結果がほぼ決まってしまいます。
少し乱暴に聞こえるかも知れませんが、詳しく解説していきたいと思います。
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【営業に向いている人、向いてない人】
営業力で欠かせない能力の1つに「コミュニケーション能力」があります。
この得体の知れない「コミュニケーション能力」とはいったいどんなものなのか?を理解すると、営業の向き不向きがわかってきます。

【コミュニケーション能力とは】
・相手の観点と自分の観点を合わせることができること(チューニング)
・相手の意見を聞き、共感できること(リスニング)
・自身の意思を意見として表現できること(トーキング)
・共感と意思表示を相互に繰り返せること(キャッチボール)
・笑うことが好きで、おもしろいことが言えること(スマイリング)

抽象的である、「コミュニケーション能力」を分解すると上記5点になります。

ここで重要のは、上記5点の中で1つでも嫌いなことや苦手なことがあれば、営業には不向きということです。
なぜなら、顧客(買い手側)の心理として、自分の観点に話しを合わせてくれたり、共感してくれて、さらにおもしろく提案してくれた方が、購買意欲につながるのは当たり前だからです。上記5点、何が欠けてもダメなのです。営業が売っているものやサービス内容、さらには業種などで営業自体を一括りにはできない部分もあるかと思います。しかし、このコミュニケーションこそが肝だということは断言できると思います。
営業力upのためにはいろいろな要素もあり、全体能力の向上が必要ですが、少なくとも現代の営業では「コミュニケーション能力」は必須です。なぜなら日本のビジネス社会、商売において、売買活動には「対話」が必要不可欠だからです。良い提案、製品・サービス説明、値引き交渉など、必ず「対話」の場面があり、コミュニケーションが発生します。
そして、そのコミュニケーションそのものが、現代社会においては「ストレス」の原因になり得ます。ストレス原因堂々1位の「人間関係」です。
つまり、コミュニケーション能力が苦手なのに、無理して続けるという行動自体がストレスになり、生産性の低下につながり、営業成績の結果が出ないというスパイラルに陥ります。
顧客とのコミュニケーション、上司とのコミュニケーション、仲間や取引先とのコミュニケーション、営業という職種はあらゆる人たちやステークホルダーとコミュニケーションを取る仕事なので、そもそもコミュニケーション能力が苦手なのに、営業成績で結果を出そうという考え自体が間違っているのです。

・営業に向いている人=コミュニケーション能力がある人(分解した5つの要素が好きな人)
・営業に向いていない人=コミュニケーション能力を分解した5つの要素で、1つでも嫌いなことや苦手なことがある人

ということになります。そして、その能力向上には多大な努力が必要になってきます。
僕自身の意見としては、その弱点克服に時間を費やすよりも、自分の好きなことや強みを磨くために時間を割き、努力するほうが建設的だと思います。
このコミュニケーション能力は特に自身の性格に起因してるところがあるので、弱点克服には膨大な時間と努力が必要です。
そこで、自分を客観視でき、かつ営業の向き不向きがわかるヒントを少しお伝えしたいと思います。
「営業の向き不向きは、働いている時点でもう決まっています。。。」
考える
【自己マーケティング・営業に向いているか?】
下記の内容を実践してみて下さい。営業に向いているか?の自己マーケティングにつながります。

・動詞を50個以上書き出す(走る、書くなど)
・その動詞の中で、好きな動詞に☑をつける
・好きな動詞の中に、「想像する」・「聞く」・「話す(しゃべる)」・「会話する」・「笑かせる」の5点があるか確認する

この動詞5項目が、コミュニケーション能力の分解5要素に当てはまります。
僕自身の場合も、この5動詞はすべて好きです。^^
ではなぜ、この「動詞」に変換する必要があるのか?を説明したいと思います。
抽象的な「コミュニケーション能力」を5つに分解し、さらに5つの動詞に置き換えることで、その能力本来の性質が自分にとって向き不向きかがわかるためです。

もう少し【具体的】にお伝えしたいと思います。
僕自身、「歌う」のが嫌いです。理由はシンプルに下手だからです。音痴代表で小学校4年生の時に音楽の授業後、居残りさせられたのは今でも忘れないです。
もうひとつ、「絵を描く」のが嫌いです。理由はシンプルに下手だからです。小学生の頃、褒められた記憶が全くありません。「歌が嫌い」とほぼ同じ内容ですみません。
このように動詞に置き換えることによって、「本来自分が好きでかつ得意な能力」や、苦手で不得意な能力が見えてきます。これが営業の向き不向きの判断にも活かせます。
「歌」も「絵」も練習すれば、少しは上達するかも知れません。しかし小さい頃から苦手でかつそれがそもそも「嫌い」という内容なのに、歌手や画家になって成果が出るわけありませんし、そもそも本来求めてもいないです。
この内容が「営業」にも当てはまるわけです。「話す」ことが苦手だったり、「会話する」ということが好きでもないのに営業をしているということは、目指す成績が残せないのは当たり前で、「営業」自体本来望んでもいないことになります。
「仕事」だから、「お金」のためだからと無理をしている状況が続いているわけです。
この「自己マーケティング」をすることにより、本来の自分と出会う可能性もありますし、何より「営業力」のあるなしは、もう今の時点である程度わかってしまっている、ということに気づいて頂ければ幸いです。

では、もし営業に向いていないと気付いた人はどうしたらいいのか?
そんな内容を書きたいと思います。
気づき

【営業はやめてもよし】
前述した通りで、本来自分の望んでいない、自分のパフォーマンスが発揮できない職種「営業」、まずはここからの離脱を考えましょう。
この行動は、非常に客観的かつ効果的です。なぜなら、営業成績という結果が出ないことがわかっていること。そして努力で改善するには膨大な時間がかかるためです。
そして、【自己マーケティング】で新たに得られた気づきの中で「好きな動詞」が仕事につながるものを探しましょう。例えば、「楽をする」のが好きということになればその会社の配置換えで、組織効率化を図る部署への移動を願ってもよいですし、転職でビジネスシステムを構築する会社の設計部署へ向かうということも考えられます。そうそう上手くいくことがないのはわかりますが、
大切なことは、「向いてないことからの離脱を考え行動に起こさないと、結局自分が1番しんどい、そして人にも迷惑がかかってしまう」ということです。結果がでない、でにくいというのは客観的にわかるわけなので。

それでも「営業」という仕事に誇りを持って「営業力」を強化したい人は、信じたままに努力をしたら良いと思います。そう思えるということは「営業」という仕事が好きという証拠に他なりませんから。
僕自身、世の中に素晴らしい「セールスマン」がたくさん出現することを願っていますし、僕自身もそうなりたいと思いこういった記事を書いているわけなので。

もうひとつ組織の中での【役割・タイプ】についてお伝えしたいと思います。理由は仮に「営業」が難しいと感じても、他のタイプが自分なりにフィットするものがあるからです。

【チームにいる8つのタイプ】
①クリエイター(創造主タイプ)経営者はほぼこのタイプの要素持っていますね
②デザイナー(設計士タイプ)組織設計やオペレーション設計などが得意、このタイプは良いマネジャーや管理職に向いていると思います
③コンサルタント(課題解決人タイプ)組織を客観視でき総務・法務担当リスクマネジメントなどに向いています
④アカウンター(財務会計士タイプ)いわゆる経理タイプ、細かな作業や数字に強く緻密な仕事好きな人におすすめ
⑤マーケター(分析官タイプ)情報収集や市場分析が好きな方はマーケター向き
⑥エンジニア(技術者タイプ)チームの中で何か1つ優れた技術者タイプ、何かに没頭できる人
⑦セールスマン(営業・広報タイプ)コミュニケーション能力や顧客理解力などがある人に適しています
⑧オペレーター(作業員タイプ)言われたことをしっかりこなすタイプ、几帳面な人向け

もちろん完璧に8つのタイプに分かれるのではなく、いろいろなタイプのかけ合わせの部分もありますが、自身のタイプを知る上で参考にしてみて下さい。

 

まとめ

ここまで記事をお読み頂き、誠にありがとうございます。最後にこの記事に内容をまとめたいと思います。
・営業には向き不向きが確実に存在する
・向き不向きの要因は「コミュニケーション能力」である
・向き不向きで営業成績もほぼ決まってしまう
・営業の向き不向きは、実はすでに決まっている
・営業はやめてもよい、努力での改善より違う道もあり

以上が今回の記事まとめになります。

皆さんの考え方に、少しでも参考になれればと思います。
改めて本日もありがとうございました。多謝 多謝。

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