ユダヤ人は、お金儲け上手?

yudaya 唐突ですが、ユダヤ人はお金儲けが上手と言われています。それは、ユダヤ人の歴史の課程の中で、受け入れてくれる土地を探し、放浪した過去があるため、各地域ネットワークと情報を持っているためと言われています。世界各地を放浪せざるをえないのだから、必然的に世界中の情報を収集することができます。
 この世界中の情報が、お金を生みます。昔は、今ほど貨幣が統一されておらず、「両替商」が大きなビジネスでした。そして、各地を転々とするユダヤ人は、多種多様な貨幣を持つようになり、その貨幣を機能させるには、両替という行為が必須であり、ノウハウが蓄積されていったと考えられています。両替というのは、大きな利益を生む事業で、為替相場などがない時代では、両替商の言いなりビジネスだったからです。
 「世界中の情報」と「両替」、この2つのキーワードでお金儲けをするというのは、現代の「仮想通貨」の仕組みによく似ています。現代のビジネスも、昔のシステムの応用という側面が、多分にあると思います。

 またユダヤ人のお金儲け上手さは、その教えにあると言われています。ユダヤ人はお金を道具と捉え、お金そのものを汚いとは考えません。ユダヤ教の教えを集めた「タルムード」には、次のような文言があります。
「金は要塞であり、貧苦は廃墟である」
「金は悪ではなく、呪いでもなく、人を祝福するもである」
「人を傷つけるものが3つある。悩み、諍い(いさかい)、空の財布。そのうち空の財布がもっとも人を傷つける」

キリスト教では長い間、金貸しを許していませんでしたけど、ユダヤ教では古くから容認されています。
 このような教えにより、お金に対する意識が、合理的になったものだと考えられています。

 「世界」と「情報」と「お金への考え方」、現代のビジネスと同じく通ずるところがあり、学ぶところがたくさんあります。一言で言いきれない内容も多々あると思いますが、非常に勉強になったので、書かさせて頂きました。土地を持たない放浪の民ユダヤ人、だからこそ、人と人とを繋ぐ最大のツールが「お金」だったのかも知れないですね。

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